南極40cm赤外線望遠鏡
北海道陸別町銀河の森天文台での性能評価(2008年2月09日-17日
)
    市川隆、ラムゼイ ランドック, 村田千紘、谷口友一郎、沖田博文、

完成した南極40cm赤外線望遠鏡の極寒環境での性能を評価するために、日本で一番寒い場所といわれる北海道陸別町で実験観測を行いました。銀河の森天文台近くにあるコテージに望遠鏡を設置しました。13日明け方にマイナス23℃を記録し、この極寒環境においても、望遠鏡、制御システム、ノートパソコンなど必要な観測装置は暖める必要もなく、正常に動作し、当初の性能が出ていることを確認しました。望遠鏡はマイナス80℃でも動く仕様で設計されていますので、その性能を確認するには陸別町はまだまだ「暖かすぎ」ます。来年は開発中の赤外線カメラとともにアラスカでの性能評価を計画しています。

2月8日 仙台での積み込み
トヨタレジアースバンに分解した望遠鏡と観測装置、必要な物品を一切詰め込む。まだ十分余裕がある。

2月9日 フェリーで苫小牧へ。国道274号線日勝峠を越えて陸別町へ

 日勝峠から見る十勝平野         銀河の森ロッジ「おとめ座」


2月10日 朝から組み上げ。ロッジ横の駐車スペース

望遠鏡の総重量は200kg余りだが、5分割可能で、最低2人で組み上げ可能。


約3時間で完了

駆動試験                   極軸合わせ


2月11日 小型風力発電設置。この日は天気が悪く、観測は無し。

2月12日 前半夜雪。3時半から回復。観測開始。-18℃でコールドスタート(全部が冷えた状態からスイッチオン)。OK。日の出直前に-23℃を記録(今回の最低気温)。すべて順調。観測開始から終了まで、風力発電のバッテリーで望遠鏡制御。




2月13日 昼間は吹雪。夕方から晴れたが、22時半に曇って終了。
2月14日 昼間は強風。薄雲はあるが、明け方まで順調に観測。最低気温-15℃
2月15日 薄雲の合間に観測。23時に曇ったので今回の観測はすべて終了。

2月16日 撤収。望遠鏡の分解と積み込み(4時間で完了)。

2月17日 朝。苫小牧港に向かって出発。日勝峠から圧雪、アイスバーンの連続。

2月18日 朝。仙台に到着。積みおろし。