これまでのまとめ: HBS宇宙線引きの試み / HBS宇宙線引きの試み2
宇宙線引き手順のスクリプト化
HBS宇宙線引きの試み2で決めた当座の宇宙線引きを、cl script化。
つかいかた
- hbsredで 7. hbspixsensまで終了
- *.px.imh のリストファイルを作成
files *.px.imh > px.lst
- 次のように実行。"cosmicray"のパラメターも指定する。
hbs_crrej4px px.lst 50.0 10.0 9 7
- OAO74 TTSsでは、上記パラメターがまずまず無難なようだが、スペクトル形状や明るさなどによってはパラメータを変える必要はあるだろう。
- 必要ならば、確認・手動宇宙線引きを行う
- logfile : hbs_crrej4px.log も確認。
- hbsredを継続
手動宇宙線引き補助ツール hbsdisplay2 作成
hbsdsiplay.cl の改良 (= hbsdisplay2.cl)
- hbsdisplay (hbsred付属) に、以下機能を加えた
- imexamine? の呼び出し
- hbs_boxpixfix の呼び出し
- そのほか、補助コマンド(画像の前後移動、再表示など)作成。
つかいかた(手動宇宙線引き)
- hbs_boxpixfix.cl が登録されていることを確認
- ds9を起動
- 次のコマンドを実行
hbsdisplay2 px.lst
- 手動宇宙線引きは次のように。
- 気になる宇宙線をみつける
- [e] imexamine を呼び出し、宇宙線が含まれる box を、"b"x2 で指定。いくつもあるときは、連続して指定する。x1 x2 y1 y2のデータ群が画面に書き出される。
- imexamine を抜ける
- [b] hbs_boxpixfix を呼び出す
- imexamineの出力結果をまとめてペーストする。("again:"は含まれていてもOK)。それぞれのboxについてのfixpixが実行される。
- 最後に returnを押す
- 処理前後の画像が、frame 2,1にそれぞれ表示されるので、結果を確認。(ds9でBlinkするなど。)
- だいじょうぶならば、"y"、処理しないならば それ以外を押す。
hbs_boxpixfix.cl
login.clでのtask登録例
task hbsdisplay2 = home$script/hbsdisplay2.cl
task hbs_crrej4px = home$script/hbs_crrej4px.cl
task hbs_boxpixfix = home$script/hbs_boxpixfix.cl
HBS観測データ解析