1 拡散方程式

微分方程式の一つである拡散(熱伝導)方程式(diffusion equation)

$\displaystyle \del{y}{t} =f(x,y) \dell{y}{x}
$

の数値積分の例として、最も簡単な拡散方程式

$\displaystyle \del{u}{t} =\dell{u}{x}$ (1)

を適当な初期条件の許で積分して、 関数 $ u(x,t)$ を求めることを考える。 ここで、時間 $ t$ も空間 $ x$ も適当に無次元化されているものとする。

空間の積分領域は $ x$ について

$\displaystyle 0 \leq x \leq 1$ (2)

とし、初期条件は適当な関数 $ \Phi(x)$ を用いて v

$\displaystyle u(x,t=0) = \Phi(x)$ (3)

で与えられるものとする。 境界条件として任意の時刻 $ t$

$\displaystyle u(x=0,t) = u(x=1,t)=0$ (4)

が成り立っているものとする。

fat-cat 平成16年11月30日