4 最も安定な原子核

詳細な計算によれば、 最も結合エネルギーが大きい原子核は $ {\rm Fe^{56}}$ であることが知られている。 (より小さな結合エネルギーを持つ)軽い原子核が融合して(より大きな結合エネルギーを持つ)大きな原子核を作るとき、 生成核が $ {\rm Fe^{56}}$ より小さい場合は原則的に、 核融合によりエネルギーを生成することになる。 逆に、 とても大きな原子核が分裂して、 生成される原子核が $ {\rm Fe^{56}}$ よりも大きい場合には、 核分裂によりエネルギーが発生することになる。

fat-cat 平成17年1月10日