第00003回  院生雑誌会
・日時:
2006/04/28(Fri.) 04:00pm
・発表者:
井上 茂樹 (M1 野口研)
・紹介論文:
Rubincam,D.P., J.Geophys.Res., 103, 1725-1732, 1998
"Yarkovsky thermal drag on small asteroids and Mars-Earth delivery"

・要旨:

Yarkovsky効果とは、太陽光が隕石の片面だけに当たるために生じる温度の不釣合いによって、長期的に隕石の軌道が変化していく現象である。この論文ではその効果により、地球に落下してくる隕石について論じている。

隕石の話なので、もちろん太陽系内での話です。こういった分野はあまり聞き慣れない方が多いのではと思いますが、現象のメカニズムなどはとてもイメージしやすく、聞いてみても面白いのではないかと思います。ちょっとした天文学の雑学を聞くような、軽い気持で来てみてください。"へぇ〜"と思っていただけたら光栄です。

・資料:
発表スライド(Power Pointファイル)
関連論文;Rubincam,D.P., J.Geophys.Res., 100, 1585-1594, 1995 "Asteroid orbit evolution due to thermal drag"