第00008回  院生雑誌会
・日時:
2006/06/09(Fri.) 04:00pm
・発表者:
川島 渉 (M1 李研)
・紹介論文:
Gusakov,M.E., Yakovlev,D.G., Haensel,P., Gnedin,O.Y.,
2004, A&A, 421, 1143-1148
"Direct Urca process in a neutron star mantle"

・要旨:
中性子のcoreにおけるニュートロンのβ崩壊は、ニュートリノ放射によって内部温度を冷却させる役割を果たしています。 しかしcoreとcrustの境界付近(mantle層)で生じている核の相転移層においても前述ような形でニュートリノ放射反応を仮定できれば、さらなる冷却の加速機構として期待できます。
このような反応を加えたさまざまなcooling modelと実際の観測結果との比較を通してmantle層での冷却過程について議論します。
・資料:
発表スライド(pdfファイル)