第49回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2008.05.16(Fri.) 4:00PM
  • 発表者:
    1. 新田 大輔 (二間瀬研 D2)
  • 要旨:
    1. 今回は、21cm線を利用した原始ブラックホールの質量等を制限する方法を議論した論文を紹介する。
      近年、銀河間ガスの21cm線観測は、宇宙のダークエイジを知る上で強力な手段と考えられている。一方、原始ブラックホールはインフレーション理論や宇宙初期の相転移などから示唆される存在であるが、質量によっては、ダークエイジの期間にホーキング放射によって銀河間ガスを電離させるため、21cm線の観測から強い質量制限が可能となるようである。