第65回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2008.11.18(Fri.) 4:00PM
  • 発表者:
    1. 大野 祐理 (千葉研 M1)
  • 要旨:
    1. 今回紹介する論文では、先行研究(Kravtsov & Gnedin (2005))で示唆されたz > 3の銀河で球状星団がつくられたという仮定を検証する。
      手法としては、LCDMシナリオにそって球状星団をつくり、2体緩和やtidal shock、恒星の進化といった力学進化を経て現在までシミュレーションを行った結果と現在観測されているMilky Way近傍の球状星団を比較するというものである。その際、彼らは以下のようにモデルを変えて検証している。

      • 球状星団の形成史
      • 質量とhalf-mass radiusの関係

      その結果、星団の平均密度が一定であることが確かめた。またシナリオによる結果の違いは見られなかった。