第68回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2009.01.16(Fri.) 4:00PM
  • 発表者:
    1. 沼田 和俊 (李研 D2)
  • 要旨:
    1. 観測されたX線光度曲線をモデルフィットすることで、中性子星の質量と半径に制限を与えることが可能となる。また中性子星は、その高速回転により球形ではなく多少扁平した形になっている。300Hz以上のスピン振動数によって引き起こされる扁平率は、光度曲線に大きな影響を与えるため、モデルフィットの際考慮にいれるべきであるということが先行研究(Cadeau 2007)で言われている。
      この論文では、従来行われていたシュワルツシルト時空と扁平した中性子星を組み合わせた、より単純化した新しいモデルを提唱する。