第108回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2010.05.31 (Tue.) 2:30PM
  • 発表者:
    1. 信田 和哉(秋山研 M2)
  • 紹介論文:
    1. "Mass functions of the active black holes in distant quasars from the large bright quasar survey, the bright quasar survey, and the color selected sample of the SDSS fall equatorial stripe"

    2. M.Vestergaard and Patrick S. Osmer

    3. ApJ,699,800,2009

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  • 要旨:
    1. ブラックホール(BH)種族全体の描像を明かにする上で、活動銀河核(AGN)の情報を用いて BH を統計的に扱うことは非常に重要である。特に、BH 質量関数(BHMF)は光度関数では得られない、エネルギー効率や降着率などを含めた議論ができるため非常に重要である。
      今回紹介する論文は、比較的明るい(BJ < 16 mag)3種類の AGN サンプルを用いることで広い redshift range と high mass end をカバーしている。また、各 redshift & BH 質量ごとに BHMF を求め、その振る舞いから観測的に BH 種族の進化について考察している。
      論文と関係する話題として、自身の研究についても少しは触れたいと考えている。
      キーワード:(Type-I)AGN、ブラックホール