第122回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2011.12.7 (Wed.) 4:00PM
  • 発表者:
    1. 黒島理沙(二間瀬研 M2)
  • 要旨:
    1. これまでに銀河団スケールの強い重力レンズ効果はいくつも発見されていて、Cl0024+17やAbellA1689などがこれに相当する。
      MACSJ1149.5+2223(z=0.544)は2004年,2006年にACS/HSTによって撮像された銀河団(CLASH25銀河団の1つ)である。中心のBCG付近には重力レンズを受けた渦巻銀河が複数見えるが、増光率が非常に高く更にimageの歪みがほとんど無い。またimageはtotalで150□”ものエリアを占めていて、これは最大のgiant arcが発見された系よりも大きいスケールである。
      論文では、モデルフィッティングを行い、質量分布や増光率を見積もり、このindivisualな系について議論をする。

      キーワード:gravitational lensing,galaxy cluster,indivisual