第128回　院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012.04.25 (Wed.) 17:00~
  • 発表者：
    1. 林　航平(千葉研D1)
  • 形式：論文紹介
  • 発表タイトル：

    1. "The Milky Way's Circular Velocity Curve to 60kpc and an Estimate of Dark Matter Halo Mass from the Kinematics of ~2400 SDSS Blue Horizontal-Branch Stars"

    2. Xue et al.

    3. 2008, ApJ, 684, 1143

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  • 要旨：

    1. SDSS DR6から得られた銀河系ハローにあるBlue Horizontal Branch(BHB) starsを用 いて、銀河系のビリアル質量を求めた。
      まず、シミュレーションを用いてMilky Way likeな銀河を作り、それをSDSSと同様の 観測範囲で模擬観測する。その模擬データと実際のデータを比較し銀河系の回転速度 (circular velocity: V_circ)の半径依存性(circular velocity curve)を再現する。 そのV_circ(r)を用いてビリアル質量を求めるとM_vir~1.0×10^12M_sunであることが わかり、その中の40%がバリオンの質量であることを示唆した。この数値は先行研究 の結果よりも小さく、銀河系の全ての伴銀河がそのポテンシャルに束縛されているか どうかに疑問を投げかける結果となった。

      Keywords: (Milky Way sized)dark matter halo、stellar kinematics、simulation