第129回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012.05.16 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 高山 正輝(齋尾・李研D1)
  • 要旨:
    1. red giant variablesにはLSP(long secondary period)と呼ばれる、現在もその変光 起源が解明されていない現象が存在する。一方周期光度図において、LSPの系列の非 常に近い位置に現れるsequence Eと呼ばれる系列が存在する。sequence Eを構成する システムはRGB/AGB星の連星であると以前から考えられてきた。本論文ではこれらのb inaryが伴星の潮汐作用によって形が歪められたred giant starによるellipsoidal v ariablesであることを明らかにした。そこからred giantsのellipsoidal binaryの性 質を明らかにし、前述のLSP現象とは類似が見られないことから、LSP現象の変光起源 はellipsoidal variablesではないことを示した。

      Keywords: red giants, binary, LSP