第134回 院生雑誌会
- 日時:
- 2012.06.27 (Wed.) 17:00~
- 発表者1:
- 馬渡 健(山田研D1)
- 形式:速報
- 発表タイトル:
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"IDCS J1426+3508:~"
(1)Stanford, S. A. et al.
(2)Brodwin, M. et al.
(3)Gonzalez, A. H. et al.(1)arxiv:1205.3786v1
(2)arxiv:1205.3787v1
(3)arxiv:1205.3788v1
- 要旨:
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高赤方偏移における銀河団観測は (1)宇宙論の検証(2)高密度環境下における銀河進化の理解といった観点から、 重要であると認識されている。 近年の観測技術の発達に伴い、 赤方偏移が1以上の銀河団も発見されるようになってきた。
今回紹介する3本の論文はIDCS J1426+3508という これまで見つかった銀河団の中でも 最遠方に分類される1つ(z=1.75)について、 同一グループが異なるアプローチ (近赤外分光、X線、Snyaev-Zel'dovich効果、重力レンズ) でその性質を調べたものである。 異なる手法を相補的に組み合わせることにより 多角的かつ広範な議論が展開されているので、 それについて簡潔に紹介する。
Keywords: 遠方銀河団、Spitzer/IRAC、red-sequence、Sunyaev-Zel'dovich効果、重力レンズ、アーク統計、ΛCDMモデル
- 資料:
- 発表者2:
- 中村 翔(服部研D1)
- 形式:速報
- 発表タイトル:
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"An improved map of Galactic Faraday sky"
Oppermann et al.
2012, A&A, 542, A93
- 要旨:
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これまでのRotation Measure(以下RM)が測定されている系外電波銀河のデータを集約し、 RMの全天mapを作成した。 map作成には新たな統計手法を導入し、これまでのRM全天mapを改善することに成功した。
また作成したmapからパワースペクトルを求めたところ、Cℓ ∝ ℓ^-2.17を得た。
全天mapの特徴,パワースペクトルとも、これまでの先行研究とよく一致している。
Keywords: galaxy, magnetic field, ISM, Rotation Measure
- 資料: