第139回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012.10.24 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 中村 翔(服部研D1)
  • 要旨:
    1. この論文ではCosmic Rayの効果を考慮した銀河円盤MHD simulationを行い、 CR-driven dynamoが起こることを示した。 このsimulationではSNによって星間空間にCRと磁場がばらまかれると考える、 すなわち初期の磁場は銀河円盤に比べて十分小さいスケールからスタートさせる。 星間空間スケールの磁場がCR-driven dynamoによって energy equipartitioinまで増幅され、 銀河の大局的な磁場が生成されることをsimulationにより示した。 またこの結果を用いてedge-onから見た仮想的なシンクロトロン放射の 偏光マップを作成したところ、観測と一致するようなX型磁場構造が見られた。 この発表ではdynamo・CR-driven dynamoを説明した後、 論文の結果を紹介する。

      Keywords:非熱的粒子(宇宙線)、銀河、磁場、MHD simulation