第141回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012.11.07 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 豊内 大輔(千葉研M1)
  • 要旨:
    1. Carollo et.al 2010によって銀河系ハロー中には 運動の性質が異なる2つの恒星ハロー成分(Inner and Outer halo)が 存在することが示された。 しかしながら、このとき使用されたサンプルは距離評価に問題があると考えられ、 この結果が系統的なエラーによってもたらされた可能性も捨てきれない。 今回紹介する論文では、距離精度が高いことで知られるBHB星をサンプルとし、 その視線速度分布から恒星ハローの力学的性質を調べている。 そこで得られた結果は従来通りの2成分ハローを示唆するものである。

      Keywords:Milky Way galaxy , halo stars , kinematics