第142回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012 Nov. 21 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 本間 英智(村山研M2)
  • 形式:論文紹介
  • 発表タイトル:
    1. "Chemical Evolution of the Large Magellanic Cloud"

    2. Kenji Bekki and Takuji Tsukamoto

    3. arXiv:1210.3968

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  • 要旨:
    1. Large Magellanic Cloud(LMC)で観測されている星団の化学組成の振る舞いから、 約2Gyr前にスターバーストが起きていたことが示唆されている。 そこでスターバーストを仮定した化学進化モデルを計算し、 LMCでの星生成や化学進化について観測と比較しながら議論する。 その結果、IMFの傾きがSalpeter IMFよりやや急である方が観測結果を説明しやすいことが分かった。 しかし、スターバーストの影響で現れる化学組成の振る舞いは、観測結果から判断することはできなかった。 ただし観測された年齢-金属量関係からは、約1.5Gyr前にmajor mergerが起きた痕跡がみられた。

      Keywords:化学進化、矮小銀河、スターバースト