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談話会案内

【開催】 毎週月曜日15時から(変更されることがあります。)
【開催】 合同C棟N507 天文専攻大輪講室(変更されることがあります。)
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最新情報

第1464回 天文学教室談話会

日時

2016年09月5日(月) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

植田 稔也(University of Denver)

題目

多波長観測と数値計算に基づく惑星状星雲の「完全」な描像とその意義: NGC6781のケーススタディー

要旨

惑星状星雲は、初期質量が8~10太陽質量の中小質量星の進化末期段階であり、白色矮星にならんとする中心星が赤色巨星・漸近巨星分枝星時代の質量放出により形成した星周殻を内側から順次電離している状態にある。惑星状「星雲」とは、一般的には輝線で見える電離ガス領域を意味するが、その外側にはダストに富む中性・分子ガス領域(いわゆるPDR、光解離領域)が拡がっていることを忘れてはならない。ハーシェル宇宙望遠鏡での遠赤外線観測により、これまで比較的未知の領域であった惑星状星雲の低温度中性・分子・ダスト領域のプローブが可能となり、X・紫外線から電波まで全ての波長域での観測データが出揃った。この「完全」なデータセットが揃った惑星状星雲NGC 6781について、これまででもっとも詳細な描像を観測的に確立し、それを基にこれまでで最も自己矛盾の無い数値モデルを構築した。この談話会ではその経緯をまとめたい。この研究により、NGC 6781惑星状星雲内の物理状況を克明に再現、星周殻物質の総量は内部進化モデルが予想する最後の熱パルスに依る質量放出量と一致した。すなわち、星雲内に「あるべきもの」はすべて確認された。これは恒星質量放出による宇宙物質循環の理解においては基礎的なことであるが、実はこれが初の例であり、これまでの不完全な描像には瑕疵があることがわかった。それに伴う(星分野にとどまらない)影響についても簡単に考察したい。

過去の談話会とスケジュール

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【The Colloquium Committee in 2016】
Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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