第107回 院生雑誌会
- 日時:
- 2010.2.16 (Wed.) 5:00PM
- 発表者:
- 望月 悠紀(二間瀬研M1)
- 紹介論文:
"DETECTION OF THE BARYON ACOUSTIC PEAK IN THE LARGESCALE CORRELARION FUNCTION OF SDSS LUMINOUS RED GALAXIES"
Eisenstein,D.J. et al.
2005ApJ...633..560E
- 要旨:
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現在の宇宙モデル、例えば、密度パラメータはどのように決まるのだろうか。昔からよく知られているのはWMAPであるが、2004年に新たな方法である「バリオン音響振動」が観測され、脚光を浴びた。
本論文では、SDSSの、明るく赤い銀河たちの2点相関関数が計算されている。その結果、バリオン音響振動のピークを発見し、それは宇宙モデルを正しく計算できるとし、宇宙モデルが実際に正しいかどうか検証している。
雑誌会の発表では、論文の内容に加え、バリオン音響振動の物理も交えて解説する。
- 資料: