第123回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2011.12.14 (Wed.) 4:00PM
  • 発表者:
    1. 前林隆之(村山研 D1)
  • 要旨:
    1. Brightest Cluster Galaxy(BCG)は、銀河団の中心部付近に位置し、銀河団に付随する銀河の中で最も明るい銀河種族である。従って、BCGは、
      (1)様々な銀河の中で、星質量(規模)が最も大きい銀河種族である、
      (2)銀河団の中心という特別な場所に位置している、
      という点において、「特異である」と言える。
      今回紹介する論文では、SDSS、FIRST、NVSSのデータを用いて、近傍(z<0.1)のBCGとnon-BCGサンプルを構築し、形態、スケーリング関係、星種族、星形成史、radio-loud fractionについて解析し、「BCGの観測的性質は、non-BCGの観測的性質とどう異なるのか?」を提示している。

      キーワード:Brightest cluster galaxy, cD galaxy, galaxy cluster, low-luminosity AGN, radio-loud AGN, SDSS, FIRST survey, NVSS.