第147回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2013 Jan. 09 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 中村 翔(服部研D1)
  • 形式:論文紹介
  • 発表タイトル:
    1. "Inflating a Chain of X-Ray-Deficient Bubbles by a Single Jet Activity Episode"

    2. Refaelovich and Soker.

    3. 2012, ApJ, 755L, 3R

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  • 要旨:
    1. Jetの2.5次元流体シミュレーションを行うことで、 銀河団プラズマに見られるようなX線輝度の弱いバブルの連なる構造を再現することに成功した。 これは銀河団ガスとの相互作用によりJetはケルビン-ヘルムホルツ不安定性を起こし、 渦が連なった構造を形成するためである。 このシミュレーションで得た密度分布から予想されるX線輝度分布を作成し、 実際の銀河団Hydra AのX線輝度分布との比較を行った。 これにより銀河団に見られる複数のバブル構造を説明するのに、 複数のJet活動がかならずしも必要でない、ということがわかった。 冒頭ではJetの構造について解説する。

      Keywords: 銀河団ガス、jet、シミュレーション