第142回 院生雑誌会

  • 日時:
    1. 2012 Nov. 14 (Wed.) 17:00~
  • 発表者:
    1. 浅井 秀貴(李研M2)
  • 形式:論文紹介
  • 発表タイトル:
    1. "Axisymmetric Toroidal Modes of Magnetized Neutron Stars"

    2. Lee, Umin.

    3. 2008 MNRAS 385.2069.

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  • 要旨:
    1. 通常の中性子星よりも遥かに大きな磁場を持つと考えられている magnetarの中にはSGRという天体があり、 近年SGRのX線スペクトルからQPOと呼ばれる現象が 観測されている。QPOは、中性子星の固有振動 (特にtoroidal oscillation)によるものである という考え方が広く受け入れられており、磁場を含めた振動の解析を 行うことが重要とされている。しかし磁場星の振動は変数分離ができないため、 振動スペクトルがどのような性質を持っているのか 良く分かっていないのが現状である。 この論文ではNewtonian gravityでmagnetic toroidal modeを計算し、 離散的な固有値を持つnormal modeを得ることに成功している。 計算手法や数値計算によって得られた結果から分かることなどを簡単に紹介します。

      Keywords:magnetar, magnetic mode, QPO