目的

宇宙空間に存在する放射線(宇宙線)は、宇宙の成り立ちや物質創生・循環においても非常に重要な役割を担っている。本研究会では、太陽・惑星・銀河といった多様なスケールにおける宇宙線の役割を整理し、現状の結果および未解決な問題を集約する。そして、今後の将来計画および観測において、解明が期待できる部分や新たな共同研究の種を探す。さらに、自由闊達な議論のもと、理論・実験の両輪によって駆動できる研究体制を整え、分野の垣根を越えた研究者間の有機的な繋がりによって、宇宙線研究で戮力協心するグランドビジョンを構想する。


招待講演者(敬称略):


日程:

- 講演申込締切: 10月3日

- 参加登録締切: 10月23日


世話人:

木村成生(東北大学)、藤井俊博(大阪公立大学)、藤井悠里(京都大学)、松本徹(京都大学)


支援:

- 科研費 基盤研究(A) 21H04470 「新型大気蛍光望遠鏡アレイによる極高エネルギー宇宙線天文学の開拓」
- 科研費 若手研究 22K14028「ブラックホール降着流での宇宙線加速過程とニュートリノ放射」
- 科研費 若手研究 22K14086「氷衛星内部におけるリンの存在状態の解明:生命を育む衛星の形成環境」
- 科研費 若手研究 21K13981 「宇宙風化模擬実験から探る、太陽系小天体表面の有機物の化学進化」
- 学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS) 「ニュートリノ天文学で探る天体高エネルギー粒子の起源」
- 白眉プロジェクト 「小惑星リュウグウとイトカワの試料から探る宇宙における固体の進化と変遷」