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談話会案内

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最新情報

第1540回 天文学教室談話会

日時

2018年7月9日(月) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

木村 勇貴(東北大学天文学専攻)

題目

HSC-SSPを用いた活動銀河核の可視光度変光調査

要旨

活動銀河核(AGN)は光度変光することが知られており、AGNの新たな同定方法として活用されている。特に種ブラックホールの起源解明や銀河との共進化史解明に重要とされる未発達な低光度AGNに対しては、X線観測では検出が難しく、また可視・赤外光でも母銀河に光が埋もれてしまうことから同定が困難となり、そのような天体を探す上で、この「変光」という情報が非常に重要な手がかりになると考えられている。しかし、変光観測は長期的なモニター観測を要するために観測コストが非常に高く、従来の観測では上記のような低光度AGNの変光による同定は非常に困難とされ、またAGNの変光の性質も、明るいクエーサーに対してしか調査が行われておらず、より低光度なAGNの「多波長」での変光の性質についてはまだ明らかになっていない。そこで本研究では、すばる望遠鏡HSC-SSP観測のデータを用いて、従来の研究よりもより低光度なAGNの変光調査を行った。HSCは1度の観測で非常に広域の視野(FOV~1.5平方度)をカバーすることができ、特にCOSMOS領域の観測においては、非常に深く(i-band:~25.5等)、多波長(g,r,i,z-band)で複数回(>8回)行われていることから、より低光度なサンプルを統計的に議論することが可能となっている。2014年3月から2017年4月までの観測データを独自に解析し変光調査をしたところ、最終的に2608天体もの光度変光を示すAGN候補天体を発見するに至った。うち約80%は非常に深いX線観測(Chandra Legacy Survey)でも未検出となっており、低光度AGN候補天体を本変光解析を通して初めて同定することに成功した。また、変光天体の中でX線で検出されているAGNを用いて変光の性質を調べたところ、従来の明るいクエーサーの性質と同様、短波長で変光強度が強く、低光度ほど変光強度が強い、という傾向がより低光度なAGNでも成り立つことが明らかとなった。本発表では、このHSC-SSPのデータを用いたAGNの可視変光調査結果について紹介する。

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