Subsections
今
、
などとし、
更に原子核の質量のかわりに原子の質量を用い(従って、反応の前後に於いて電子の原子核への結合エネルギーの差を無視することになる)、
質量数 (mass number) A で原子番号(=陽子の数:atomic number) Z の原子の質量を
と書いて、
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(2) |
![$\displaystyle \Delta M_{\rm A Z} \equiv \left(\overline{M}_{\rm A Z} - A\right)M_{\rm u} c^2 = 931.478\left(\overline{M}_{\rm A Z} -A\right) [{\rm MeV}]$](Source_of_Star_Energy-img13.png) |
(3) |
などと表すことにすれば、
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(4) |
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(5) |
などを得る。
ここで、
![$\displaystyle M_{\rm u} \equiv {\rm C}_6^{12} /12 = 1.66043 \times 10^{-24} [{\rm g}]$](Source_of_Star_Energy-img16.png) |
(6) |
は原子質量単位であり、
また
である。
値が正であれば反応は発熱反応(exothermic) であり、負であれば吸熱反応 (endothermic) である。
(5)より
となる、よって
であるから、
について、
となる。
によって発生するエネルギーは、
であるから
となる。
fat-cat
平成17年1月10日