3 相対論的極限に於ける散乱断面積の近似値

相対論的な場合 $ x \gg 1$ であるから、Eq.(36)を$ x=\infty$でテーラー展開すると、

$\displaystyle \sigma=\frac{3}{8}\sigma_T \left[ \frac{1}{x}\left(\frac{1}{2} + ...
... -\frac{7}{12}\frac{1}{x^4} +o\left(\frac{1}{x^4}\right) \right], \qquad x\gg 1$ (38)

となる。 光子のエネルギーが高くなる相対論的極限では、 断面積が小さくなり、 相互作用しにくくなることが分かる。

fat-cat 平成16年11月29日