2002年10月の作業記録

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10月31日(木)
作業内容
  • プリアンプ読み出し試験
    ビット落ち探し→見つからず
  • Cold Side Plate取り付け
    →完了
10月30日(水)
作業内容・プリアンプ読み出し試験
  • 10/29に電池からの入力を見たが、プリアンプがDCモードになっていなかったので、 見ていたのはアナログスイッチの出力!←PreAmp checkerのスイッチを切っても結果は同じ
  • アンプをDCモードにし、電池からの入力を測定
    →ピークが7.565Vと7.579V、標準偏差が7.63mV程度の読み出し
    (アンプに入力する電圧、アンプの特性などによってヒストグラムは 2つの正規分布が重なったようなものになった)
  • アンプをDCモード、デュワー内のCCD出力を設置して測定
    →ピークが-93.7mVと-90.2mV、標準偏差が0.458mVと0.610mV程度の読み出し (ヒストグラム:横軸がカウント、縦軸が頻度)
10月29日(火)
作業内容
  • 読み出し試験(A/Dコンバータボードに直接入力)
    ※下位の13bit目が落ちていた原因は、isolatorのselectorの足が浮いていたため→修復
    →isolator修復後、のこぎり波で確認するが、異常無し
  • プリアンプ読み出し試験
    ※プリアンプにのこぎり波、矩形波を入力
    ※CCDの出力ピンをアースにつないで読み出し
    →プリアンプの出力が異常?2V程度の値
    ※プリアンプチェッカー(電池)をプリアンプにつないで読み出し
    →プリアンプの出力がなぜか2V程度、読み出しのカウントは1.90V
10月25日(金)
作業内容
  • 読み出し試験
    ※isolatorのフォトカプラの一つが不安定(?)←電源電圧低下の原因?
    ※前日の実験で、バックプレーンの数値の読み方が間違っていた←番号が大きいほうが上位bit
    →とりあえず正常な値がとれたが、下位bitの13bit目が落ちている
    →電源低下の原因も不明(80回測定を繰り返したが、今回は電源低下がなかった)
10月24日(木)
作業内容
  • 読み出し試験
    ※前回、A/Dコンバータのトリガーが切れていなかった!
    ※SELECTも今回試したらなぜか生きていた→全て1(A列読み出し)へ
    →A/Dコンバータの入力をショート、+5Vつなぐなどして、 バックプレーンでデジタルの数字を読み取るが、散々な値。
    ←isolatorを抜くと変化が見られるが、改善されたりされなかったり
    ←A/Dコンバータの出力の替わりにグラウンド、+5Vなどをつないだら読み取り画像は正常→isolatorは異常なし
    明日、A/Dコンバータを単独で試験へ
10月22日(火)
作業内容
  • PreAmp Checker用のケーブル作成
  • 読み出し試験
    →select(CLK2)が出ていない(PC Isolatorで切れてる?)
    →A列からの読み出しにしても、B列からの読み出しにしてもトリガーを切っても 結果が変わらない(A/Dコンバータに異常?)
  • PC故障
    ←原因はグラフィックボードの緩み
10月21日(月)
作業内容
  • 読み出し試験
    →ジェネレータからの信号は読み取れている
    →次回、電池の信号へ
10月18日(金)
作業内容
  • PC isolator(バックプレーン側)改造
    ←PreAmp用のクロックだけ異常に電圧が低かったため、 74HC246(バッファアンプ・不要らしい)のC66を外して全てビニル線でつなぐ
  • プリアンプのアナログスイッチ試験
    スイッチとクロックの同期チェック→O.K.
    電圧→出力の電圧がなぜか0V〜0.4V(設計値0.1V)
    ※その後、またPCが死亡
  • Cold Side Plate
    設計完了→月曜に先生に持っていってもらう
10月15日(火)
作業内容
  • 読み出し試験
    →プログラム修正後、なぜかクロックが出ない
  • プログラム修正
    • writeimage()の引数をfloat*に
    • serial registerの読み出し回数を524に修正
    • ダミーピクセルを捨てる
    • selectをonに
  • CCDチップ冷却用銅版作成
    →AutoCADで設計中
10月11日(金)
作業内容
  • クロックチェック(バックプレーン・デュワー内部・プリアンプ)
    →バックプレーン・デュワー内部は問題なし
    プリアンプ用のクロックの動作電圧がなぜか0-0.5V
    低下していたデジタル電圧がなぜか4.54Vに
  • 読み出し試験
    →プリアンプの電荷除去用のスイッチを動かしたときは、始めの2回以外は意味のあるデータが取れず
    スイッチが動かないようにしたときは、ほぼ正常に読み出しデータが取れたが、
    出力ピンによってデータにばらつきがある。(アンプ依存かA/Dコンバータ依存かは未確認)
実験データ
  • バックプレーンでのクロックチェック
    on: 4.54V off: -61.5mV
  • CCDデュワー内のバイアス
     MaxMinAve
    TDB12.1911.8812.03
    IDB12.3412.0312.01
    CDB12.1911.8812.01
    ADB12.09-12.3411.8812.10-12.11
  • CCDデュワー内のクロック
     MaxMin備考
    ABG1-26.8 
    ABG2-26.8ノイズ?
    IAG12-9.8 
    IAG22-9.8 
    RST12-9.8 
    RST22-9.8 
    SRG12.5-8オシロスコープを
    見ながら調整
    SRG22.5-8
    TRG2-9.8 
  • プリアンプ用クロック
     MaxMin
    パンダ50
    サル50
  • プリアンプ用クロック(スイッチ動作)
     MaxMin
    パンダ0.50
    サル0.50
10月10日(木)
作業内容
  • PC修理
    →ビデオカード購入→動かず→実験室のPCのと交換→復活
  • クロック確認
    →PCからのケーブルまでは来ているが、バックプレーンで確認されず
    ←電源の低下が原因?
    →電源の電圧設定が低い
    →正しく設定するが、ボードを差し込むと、特にデジタル電源の電圧がバックプレーンで低下
実験データ
  • ケーブルでの電圧
    on: 0.3V off: -3.5V
  • バックプレーンでの電圧
    状況A/DC以外差したPC/IFのみ差した全部外した
    Vcc4.47V4.60V5.02V
    +15V15.08V15.08V15.09V
    -15V-14.88V-14.90V-14.90V
10月9日(水)
作業内容
  • 信号投入試験
    →昨日の実験失敗はコネクタの接続不良
    →が、PCが故障(起動しない)
  • PC故障の原因究明
    <状況>
    ディスプレイが動かない
    <原因>
    ビデオカードの故障
    ←ビデオカードを実験室のPCのものと交換したら正常に起動、戻したらディスプレイが動かない
10月8日(火)
作業内容
  • 信号投入試験
    <読み取りプログラムのコンパイル>
    →成功
    (cfitsioをインストールし直す。make installが完了していなかった)
    <ジェネレータからの矩形波の読み取り試験>
    →失敗
    読み取り数値がナンセンス
    なぜか縞模様
    <失敗の原因究明>
    →A/Dコンバータに接触不良発見
    →PIO(PC側のPCIFボード)が故障の可能性あり
    (dspボードのみで試験した場合、問題なし。dsp+PIOの場合、クロックが検出されない。 PIOボードの角が割れてる。なぜ?)
10月7日(月)
作業内容
  • 信号投入試験
    バックプレーンの導通チェック
    →OK。A/Dコンバータを載せた
    直流電源をつないでの信号読み取りチェック
    →読み取りプログラムのコンパイルに失敗
    (cfitsioを認識していない。原因不明)
10月4日(金)
作業内容
  • 信号投入試験
    直流(電源装置)から入力し、プリアンプのlinearityをチェック
    →成功。実験結果 <プリアンプ・パンダ号> <プリアンプ・サル号>
    昨日の失敗の原因は、バックプレーン〜プリアンプのケーブルの不良。プリアンプ・サル号の回路不良
10月3日(木)
作業内容
  • 冷却試験(1回目)終了
    →とりあえず成功 <グラフ1> <グラフ2(安定時拡大)>
    (7時間近く、低温を維持。銅線など、冷却の調整次第でもっと延びる!?)
    次回は、コールドプレート上とCCD上での温度を測定し、銅線の調整に生かす
  • 信号投入試験
    直流(電源装置)から入力し、プリアンプのlinearityをチェック
    →失敗(原因不明)
    交流投入を検討するが、ケーブルなし
10月2日(水)
作業内容
  • 冷却試験
    まず、液体窒素を投入し、冷えるところまで冷やした(100K以下まで低下) <冷却開始以降のデュワー内の気圧>
    その後、ヒータのスイッチを入れ、安定するまで待った後、どれくらい持続するかをモニタ
10月1日(火)
作業内容
  • 真空引き試験
    →はじめ失敗したが、ポンプとの接続金具をアルコールで拭き、真空チューブ、Oリングにグリスを塗ったら成功 <デュワー内の気圧>
    100分経過時点で、9.0×10-4torr。そのまま放置へ
ご意見・ご質問等は吉川まで

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